【趣旨】2022年から2024年までを任期とする第30期日本文化人類学会は、「アイヌ民族研究に関する日本文化人類学会・学会声明」を発出しました。2024年4月1日付けで発出した学会声明は本学会ホームページで公開され、『文化人類学』89巻1号にも掲載されます。声明発出にいたる過程で、アイヌ民族の方々を含む本学会内外の方から多数のご意見が寄せられました。その一つが、本学会員の大多数が勤務する大学を舞台とするアイヌ民族に関する教育への展開に関する提案でした。
そこで第30期倫理委員会では、学会声明に対応する次なるステップとして、教育に関するワークショップを開催することにしました。
【開催日 】 2024 年6 月6 日(木)19時~20時半
【開催地 】 Zoomオンライン(日本文化人類学会会員限定の催しです。アドレスは6月5日の13時までに送信します)
【内容】
伊地知紀子(第30期倫理委員・大阪公立大学)司会
伊藤敦規(第30期倫理委員・国立民族学博物館)「学史におけるアイヌ民族研究」
飯嶋秀治(第30期倫理委員長・九州大学)「ヒアリングから見えてきた課題」
北原モコットゥナㇱ(第30期倫理委員・北海道大学)「アカデミックな環境(研究会・教室)で起こる『調査地被害』」
なお、このワークショップでは、学会員の体験を持ち寄って共有する場になることと本学会員がこのイベントの記録を教育の場で活用できる仕組み作りを心がけます。上記それぞれの発表内容に関連した体験や取り上げてほしい話題を事前にお伺いします。
【 お問い合わせ】 30thethicscommittee@gmail.com